転生船長 第50話 - 魔力結晶生成プラントの件
久しぶりにAI君たちにまかせていた
魔力結晶生成プラントの準備状況チェックしてみよう。
うーん。
微妙だ。
AI任せだとそうなるよねー。
私の脳内端末に残っている情報を整理して、
生成効率が比較的ましで、
魔力コストも比較的ましなのをピックアップし、
周辺の資源を検索して
開発年数が一番ましなものを算出してくれている。
現状の試算で、約30000年後に私の魔力約100000年分を使って、魔力結晶生成プラントが完成。
生産効率が1年あたり、私の魔力1ヶ月分弱らしい。
1000年生成したら、この恒星系にある該当資源が枯渇するので、他の恒星系に資源を探しに行くか、
別の資源を使用する方法を模索する必要あり。
また、追加の生成プラントを1個作成するのに、約1000年+私の魔力約10000年、が必要とのこと。
そして、各々の数値を改善する方法を模索検討中、とのこと。
はっはっは。
チカボシとクラボシ内にある燃料コアに比べたら、
段違いで性能が高いものではあるのだが。
あちらの燃料コアもなんのかんので資源を使っているので
何年かしたら別資源を使うようにするなり
半永久的に使える資源を用いるようにするなり
アップデートは考えなきゃいけないんだけど、それはまあいいとして。
開発はずっとAI任せだったからねぇ。
成果としてはそんなもんだろうねぇ。
ほいじゃあ、お姉さんも少し手伝いますかね。
・・・
いやー、これ、時間かかるわ。
結局、魔力が沢山あれば開発スピードはあげられるし、
枯渇資源の問題も別経路で解決できる。
まあ、どうあがいても魔力不足がネックになるわけだ。
結論、魔力結晶が沢山必要、ということよなあ。
つまるところ、(あくまで私の中では)世の中、魔力結晶で回っておるのよ。
魔力結晶を求める冒険にそろそろ本腰をいれていく時が来たようだ。
よし、だらだら休暇は終わりだ。
プラントの件は再びAI任せで、私は商売に本腰を入れることとしよう。
早速、宇宙船で20日ちょいかかるところ相手の商売の準備にとりかかりますかね。
・・・ちゃんと試算してみたら、片道27日だった。