気持ちの流れるままに、物語を書いています。

転生船長 第61話 - 龍の新リーダーの挨拶

私が経営(放置)している王都の素材屋の運営をお任せしている
ゴーレムのウェイター君から通信が入った。

店主に挨拶したい人がいる、とのこと。
話を聞いたところ、ウェイター君はのらりくらりと
私に手間が発生しない方向で頑張って対応してくれていたようなのだが、
どうにも誤魔化しがきかなくなったらしい。

なんでもその客が言うことには、
「新しく龍の一族の当主となったが、この恒星系にいらっしゃる
 自分たちよりも圧倒的に格上の存在に挨拶をしておかないのは
 礼を失する行為。どうか一度面会をさせてほしい。」
とのこと。

あー。
なーんかいろいろバレてるな。

でっかい龍だったと思うが、
人型に変身できるらしく、
人型で店に来たらしい。

うーん。
めんどくさいな。

ウェイター君には「まあ考えておくよ。」などと適当なことを言っておいた。

その後、しばらくすると、
またウェイター君から通信が入った。

例の客は毎日店に来て、なんらかの商品を買っていくらしい。
買うついでに、ちょこちょことウェイター君に
「なんとか会わせてもらえないか?」という相談をしてくるらしい。
ウェイター君が言うことには、
「とても腰は低く、礼儀正しい方です。会ってあげても良いのではないでしょうか?」
とのこと。

ウェイター君。落ちとるがな。

うーん。
めんどくさいな。

それ、私が会うメリットある?
そう返すと、ウェイター君が言うには
「龍の一族の秘宝である、龍晶、を1つ献上したいとのことでした。
 キサラ。これは魔力結晶の可能性がありますよ。」
とのこと。

魔力結晶!
なんだとぅ!
お、おおきさはどのくらい?
おっきいの?
お、お、おっきいの???

ウェイター君いわく。
「さて、そこまでは。そもそも魔力結晶かどうかもわかりかねますし。
 直接会う方が話が早いと思いますよ。」
とのこと。
ぐぬぬ。お主どちらの味方だ。

ああ、会うさ。
会ってやるさあ。

どこで会うの?
店に顔出したらいいの?
ちゃんとした場所のセッティングとかしないでよ!
よけいにめんどくさいから。
店に顔出してそこで、さらさらーと会話して、終わり!
ってのが楽だ。
私は気を使いたくないからね!

「キサラ、、、、そんなに嫌がらなくても、、、、。」
などとウェイター君には言われたが、
私はこの恒星系では目立ちたくないのだ。