気持ちの流れるままに、物語を書いています。

転生船長 第6話 - ベイビー、世界滅亡を知る

ふむふむ。あと、30000年くらいで急激に銀河の中心地に引っ張られ始めるわ。
そっから後は、お約束というか、銀河中央にあるブラックホールに落ちるわね。
落ちたら、あとはなんというか、お疲れ様でした、って感じよね。
銀河の規模感でいったら30000年なんてすぐよね。滅亡間際の恒星系といったところかしら。
そもそも落ちる前に中心地って色々あるだろうから、その前にいろんなことが起きて、
この星の生態系がそれまで持つかどうかって話もあるのかもしれないけど、まあ、そんな現状なのね。
ふーん。


なんという世界滅亡。
魔王も勇者も神様も関係なく、
ただ、そういう理由での世界滅亡。
ま、まあそういうパターンもあるわよね。レアケースだとは思うけれども。
異世界転生のレアケースとは?
ま、まあそういうことはいいか。


あれよね。この星に住んでる人って、そんなこと知らないわよね。
この現状が放置されてるってことは、たぶんそういうことよね。
あるいは、対策はすでに色々考えられてるけど、まだ実行されてないとかいうアレなんだろうか。
この星の文明レベルも知らないけど。
もしや、これ、私がなんとかしないといけないやつ?

30000年先のことなんて、誰も知らんがな、という話はあるだろうけど、どうしよっかな?
30000年(そのぐらい)先に、この世界は銀河の中心地にあるブラックホールに飲み込まれて滅亡するのじゃーって、
お母さんに話通じる?
文明レベル大丈夫?
というか生まれてすぐにベイビーがそんなこと言い出すのってどうよ。
あ、そもそもしゃべれないわ。
遠隔意思疎通の魔法って私覚えてないのよね。というか、同じ言葉を話せないとあれって使えないやつだったし。


ま、来年くらいに諸々考えるか。
私が何もしなくても寿命で死ぬ方が圧倒的に先だろうし。
生まれてすぐに寿命とか考えるのってどうなんだろ。
ま、いいや。
なんかめんどくさくなってきた。

寝よ。