転生船長 第10話 - あったぜベイビー
商売相手となれそうな惑星、ありました!
ちょっと遠いんだけどね、、、。
ま、まあ、わりと近い銀河系にはあったのでよしとしよう。
前世で作れた宇宙船の性能であれば、片道2日あればいける位置関係。
知的生命体がいる惑星、というくくりだと色々候補はあったんだけど、
商売相手となると、知的生命体がいればいいってもんじゃない。
商売とする上で、何を交換するのか、って話もあるしね。
通貨?
ありまへんがなそんなもん。
じゃ、商売としてどうするのかというと、魔力をベースに考える。
魔力結晶。これが通貨になる。
これは前世でもやってた方法。
魔法がある程度使えると、魔力さえあればなんでもできる。
食べ物作れます、服作れます、家作れます、病気なおせます、延命できます、宇宙船作れますってなもんで、
魔力さえあればなんでもできる。惑星、、、、は作ろうと思ったことないが。
といっても無からは作れない。なんでもいいのでモノ(石でも水でもゴミでも)+魔力、でなんでも作れる。
といっても無からは作れない。なんでもいいのでモノ(石でも水でもゴミでも)+魔力、でなんでも作れる。
ま、まあ、魔法の腕にもよるけれど、
下手くそでも魔力があれば、もっかいやり直しができるので、魔力はあればあるほどいい。
でも、個人で保持する魔力には限界もあるし、能力にもよる。
ところが魔力結晶があれば、
それを自分の魔力を使う代わりに、魔力結晶から魔力を吸い出して魔法が使える。
だから、魔力結晶には価値がある。質が良いものであれば良いほど良いし、大きければ大きいほど良いし、密度が高ければ高いほどいい。
私個人の魔力、まあ、前世でも魔力はかなりあるほうだった。
ただ、標準品質のこぶし大の魔力結晶1つあれば、私個人の魔力のだいたい1万倍の魔力タンクになる。
私個人の魔力をスッカラカンにして、全快までに前世で3日かかった(今世はわかんないけどあんまかわらなさそう)ので、
そりゃあ、魔力結晶あると大助かり。何個でも欲しいわ。小さいものでもいいわよ。大きければ大きいほどいいけど。
だから商売相手は、この魔力結晶を作る技術があったり、魔力結晶をそれなりの数保有している文明が候補。
あとは、向こうに売れるものを私が向こうに持っていければ、それと魔力結晶が交換できれば商売としては成り立つ。
魔力結晶さえあれば、私は悠々自適な生活を送れるしね。
(なぜなら魔力結晶があればなんでもできるから)
で、あったんだわ、その候補となる惑星が。
はっはっはー。
まあ、魔力結晶自体があるというより、
錬金術で加工することで魔力結晶に簡単に変異させることができるモノがあったってことなんだけど。
この星の知的生命体はこれに価値を見いだして、
精製してインゴットにしてくれてるらしいから、それ狙いでいきたいところ。
私に言わせると、その精製がめんどくさいのよね。
純度が高くないと魔力結晶にできないんだけど、この惑星の文明は高い純度で生成ができているみたい。
このインゴットが私は欲しい!
うーん、何売ったらインゴットと交換してくれるんだろ。
というか、宇宙船が先か。
というか、成長するのが先か。
赤ちゃんのまま宇宙船だけ用意しても、ねぇ、、、、。