転生船長 第11話 - 作業スペースを用意しよう
うん、とりあえず宇宙船を作り始めよう。
魔力結晶が手に入らない今、
宇宙船を作るのは時間がかかる。
そして、宇宙船がないと私はできないことが多い。
私が得意なのは認知・鑑定系の魔法。
どこに何があるか。
その何の詳細はどのようなものか。
こういうの調べるのめっちゃ得意。
だけど、戦いは基本専門外。
そっち系は宇宙船作らないと何もできない。
錬金系の魔法もそこそこ得意なので、
何か作って、その作ったもので戦うしかない。
そうなると宇宙船必要。
ただ、宇宙船作るの、めっちゃ魔力いるねん。
そうなると時間がかかる。
そうなると作りかけの宇宙船をどこにおいとくんだって話になる。
バレないようにしないといけない。
惑星外に遠隔操作で作ったとしても、
龍あたりにバレるとなんかされる可能性がある。
となると、作りつつも作っているものを隠さないといけない、と。
ふーむ。
この恒星系。
一番近い惑星はめちゃくちゃ表面温度が高く、
龍も近づけないっぽい。
ふむ。
これはまた都合がいい。
この一番近い惑星、、、名前誰もつけてねー。
龍も関心ないから見てもいない。
あは。
じゃ、私名前つけちゃお。
チカボシ。
うん、それでいいや。
チカボシの地下に隠蔽魔法をかけて、そこに強引に空間を切り出して、そこを作業スペースにしよう。
むむむ。
まずは、チカボシの地下に宇宙船の作成スペースを用意するための、
長期間隠蔽魔法をかけることからスタート。
これはこれで継続的に魔力がいるのよねん。
楽したいな。
ふむ。となると、チカボシ自体から魔力を吸い出してそれを使って隠蔽魔法と空間維持のためのシールドを維持するような装置が必要になるわね。
隠蔽魔法の構築が完成したら、その装置の錬金か。
地味ながらじかんかかるわねえん、、。