気持ちの流れるままに、物語を書いています。

転生船長 第17話 - キサラ4才ですが何か?

4才になった。
一応ご近所付き合いとして、村の同年代の子供たちと遊ぶことにしている。
12才の男の子(アレン)がリーダー的ポジションで、冒険者に憧れているらしい。

お遊びでチャンバラを教えられている。
身体強化魔法とかそういうズルはなしで、
可愛い顔してニコニコしながら剣ふってます。

「お前、筋がいいな!」
「アレンありがとー。」

とりあえず、おとなしくしてます。


学校のようなものはないらしい。
空いてる時間にママが字を教えてくれる。
読み方は知ってるけど。書き方は知らないので素直に教わることにしている。

「キサラは飲み込みが早いわね」
「へへへ〜」

照れているふりはちゃんとしておきましょう。


「うちの子は賢いし器用だな。」
「そうね。子育ても随分楽なのよ。この頃色々と手伝ってくれるし。」
「私たちにはもったいないくらいの子だな。」

そんな会話をパパママがしているのを小耳に挟んだわ。
実際のところ中身こんなで、なんというか色々とごめん。


本業は星系間貿易をやるつもりだけど、
ここでの表向きの生活はどうしようかしら?

チカボシのドックに燃料コアをベースにした衣食住完備の生活スペースもできてるから、
色々放り出してのソロ宇宙船生活もやろうと思ったら今からでも実は始められる。

とはいえ、いきなりここからいなくなったらパパママびっくりさせちゃうし、
寂しがるだろうな。
一応、この惑星内に生活の拠点をある程度おいても良いとは思うのよね、、、、、
どうしていこうかしら?
悩みどころね。

オプティの平均寿命までは生きた後、
キリのいいところで死んだふりしてチカボシドックに実体を転送して、
もろもろ若返りして第3の人生を、というストーリーもなくはないか、、、。
そうこうしてから30000年問題にガチで取り組むというストーリーもなくはない、、、。

いや、本当どうしようかな?