気持ちの流れるままに、物語を書いています。

転生船長 第32話 - キサラ上陸

はい。キサラ起きました。
ここは海底、外は夜。
さて、ぼちぼち陸にあがっていきますかね。
ずずずずず。

人はあまりおられない崖から陸にあがっていきましょう。
ほいほいーっと。
はい、侵入成功ですな。

まずは服装をば、ここらの現地の人に合わせましょう。
そして髪の毛を黒にしましょう。
これで見た目どうよ、ジャパン先生?
現地人と遜色ない、とのこと。よしよし。

現地語はだいぶ練習したので問題ないはず。
さて、こっからどうしましょ。

結局のところ、私はこの惑星に存在する金のインゴットがほしいのだ。
ジャパン先生によると、何らかの方法でこの惑星で流通している通貨を稼ぎ、
その通貨で金のインゴットを購入するのが一番手っ取り早い、とのこと。
で、どうやってこの惑星で流通している通貨を稼ぐのか、それが問題なわけだ。

うーん。それは恒星間貿易ではないのだが、、。
まあ、チャレンジしてみましょう。

通貨を稼ぐ方法としては、ジャパン先生によると、大雑把に言うなら、
この惑星で働いて賃金を得るか、あるいは、商売して利益を上げるか、錬金術で生成したものを売るか、3択、とのこと。
私的には錬金術で生成したものを売りたいのだが、何が売れるかわからないので、リサーチが必要。
あと、売るにも売り方なんてものもわからない。
右も左もわからない、といったところですな。

さて、ジャパン先生、まずはどう動くのがいいですかね?
初手教えてちょ。

ジャパン先生によると、、、、現地の協力者が必要。
錬金術で生成したものを、その現地の協力者に販売してもらって、利益を一部渡すのが良い、と。
金のインゴットの購入も、現地の協力者にしてもらうのがよく、
あんまり私は表に出ないほうが無難、ときたもんだ。
何が売れるかについても、私が錬金術で生成できるもののなかから、現地の協力者が売れると判断できるものが良い、とのこと。
協力者によって、何ができかというのは変わるので、とにかく現地の協力者を見つけることが鍵だ、とのこと。
細かいことはわからないが、どうやらそういうことらしい。
まあ、ジャパン先生がいうのなら、そうなんだろう。

ふーむ。
現地の協力者、とな。

で、それはどうやって見つけたらいいのだ。

暗闇の崖の中で、一人悩む、、、。