気持ちの流れるままに、物語を書いています。

転生船長 第31話 - キサラ18才、いざアースへ

18才になった。
恒星系間貿易に注力できる環境ができてから1年。
最後の調整が終わった。

実家には1年に1回馬車で帰って、
お土産やら仕送りのお金やらを渡す。
お店はウェイター君100%任せで完全に回るようになった。
チカボシ・クラボシの運営も順調。

さて、、、旅立ちますかね。
もはや1年に1回の実家帰りを除くと、
私がいてもいなくても私の住環境は何事もなく、
誰にも気づかれることもなく、
完全に回るようになった。
私に個人的に連絡が入る場合は、
全部ウェイター君が私に遠距離通信で知らせてくれる。
いやー便利だ。

では、ジャパン先生のサポートをもとに、
商売相手の惑星でのお金稼ぎを現地で頑張るとしますかね。
あちらへは宇宙船で2日。
行ってみましょう!


そんなこんなでやってきました。商売相手の惑星。
宇宙船で着陸しても、誰も全然気づかない。
いやー、アホな星で良かった。
ま、夜の海の上ですからね。
魔法技術やら工学技術が発展してないアホな星だったら、わかんないよね、そりゃあ。
ジャパン先生によると、この商売相手の惑星を現地の人たちは、アース、と呼んでいるらしい。
じゃ、わたしくもそれに習って、ここをアースと呼びますかね。
アースにはたくさん言葉あるけれど、イングリッシュ、が一番つかわれているらしい。

イングリッシュでここらへんの場所のことを、ポイント・ネモ、というらしい。
私はこのポイント・ネモから、例の島国に向かうわけだ。
宇宙船でそのまま海上なり海中を移動することも可能だが、
ここは一つ、生身で移動と洒落込みますかね。
宇宙船は、アースから少し離れた場所に待機しておいてもらいましょう。
では、しばしの別れだ、我が宇宙船よ。


ほい。宇宙船は夜空に消えていきましたよ、と。
ふーむ。
海の中を移動するほうが島国に向かいやすいか、
海の上の移動するほうが島国に向かいやすいか。
悩みますな。

よし。
海の中にしましょう。
昼間でもほとんど光が届かないような深さまで潜り込んでから、
そこから一直線に島国に向かう。

海中生物で大きいのもいますが、
龍に比べれば全然大したことないですな。
魔法使える種族もいないし。
この星に私の脅威となるものは何も存在しない。

そして着きました。島国の近くの海底。
ここから陸に上がっていくわけですが、、、
うん。
今、この島国時間で昼間だから、深夜までここで待機しておきますかね。
ここで寝ちゃいましょう。
zzz。