気持ちの流れるままに、物語を書いています。

転生船長 第22話 - キサラ9才、とりあえずAI作った

9才になった。
いろいろ考えていたら明らかに手が足りなくなったので、
とりあえずいろいろ仕事をぶん投げられる存在が欲しくなった。

というわけでAI作りました。
クラボシを制御する司令塔となるAI。
こいつに雑務を色々と投げてしまおうということで。

といってもただのAIじゃない。
魔力持ちのAI。
ある程度錬金術をあつかえるAIだ。

そんなの作れるのかって?
ふふふ。前世では作ったことはなかったよ。
ただ、高性能ハンカチを作成したときに気づいたのだ。

ハンカチさんは、
魔力を充填しておけば自動的に防御をしてくれる。
ということは、魔力を充填して自動的に何かをするような仕組みをもったものを複数用意しておいて、
その自動的に何かをするトリガーをAIが行う何らかのものに紐付けておけば、
あたかもAIが錬金術を自発的に発動するようなふるまいができる、ということなのだよ。

そして、魔力の充填については、クラボシには魔力自体はあるので、
自動充填の仕組みをそれに搭載しておけばいいのだ。
魔力自動充填機能付き自動錬金術発動する何かを複数種類作成する。
うーん、名前つけよう。
クラボシガジェット。

AIにも名前をつけよう。
脳クラちゃん。

脳クラちゃんに良さげなクラボシガジェットを複数搭載して、
ふわっとしたオーダーだけ脳クラちゃんにお願いして、
あとはよしなにクラボシ開発をしてもらおう、という魂胆。

とりあえず、脳クラちゃんだけ作った。会話はできず錬金術経由でやりとりができるだけの状態。
大容量転移魔法装置は大変なので、小容量転移魔法装置のみ1つ用意。
自動でシールドを貼る装置は小規模のものを1つ用意。
自動反撃用の装置は小規模のものを1つ用意。
自動制御の宇宙船も小規模のものを1つ用意。
そして、これらを自動制作可能にするためのクラボシガジェットを色々と用意。
そして、これらのクラボシガジェットの制御を脳クラちゃんに任せた、と。

クラボシガジェットの作成は楽しかった。
クラボシガジェットは全部で15個。これらを色々組み合わせて稼働させることで、
転移装置とシールド装置と反撃装置と宇宙船は作成できるけど、
組み合わせて動かして頭使っていると、それだけで私は手一杯になってしまう。
そのあたりはもう、脳くらちゃん頑張れってことで、、、。

あとは、いい感じでこれらを増産して制御していってくれと、脳くらちゃんにぶんなげた。

あー達成感。
ひと仕事やり遂げた感あるわ。