気持ちの流れるままに、物語を書いています。

転生船長 第23話 - キサラ10才、脳クラちゃん優秀

10才になった。
脳くらちゃんが優秀すぎてもはや完全放置。
クラボシ開発は順調に進んでいて、
最初に予定していたものはすでに完了。
あとは脳くらちゃんにまかせていたら、
どんどん施設が充実していっているので、
細かいメンテナンスも含めて、もう完全に任せられるようになった。
嬉しい。

チガボシとクラボシの状態はどちらも良好。
商売をする上での拠点は完成といって差し支えなかろう。

次は商品だな。
何を売り込みますかね。

商売相手の惑星の情報収集が必要ですな。
宇宙船で2日かかる距離に、知的生命体がいて、錬金術で魔力結晶に加工できるインゴットがある、という以外に、
ほとんどわかってることありません。

何に価値を感じる知的生命体なのか。
あと、他の恒星系との交流をしたことのある知的生命体なのか。
未経験のところだったら、最初にいろんな問題が起こるから正直めんどくさいことになるのよね。
だいたい私のいる恒星系自体もそのあたりは怪しいものよ。
私が個人的に前世で経験あるってだけだもんねー。

私がしたいのは政治的なやりとりではなく、
文化交流でもなく、
種族としての発展とかそんな高尚なものにはなんの興味もなく、
私はただ「お商売」がしたいだけ。
お商売して魔力結晶をゲットしたいだけなのよ。

となると、現地人のふりして潜入して、
そこで向こうの文化にあわせた商売をして、
その結果、例のインゴットをゲットする、ということをするのが無難なのかな?
あーーー、けっこう大変だな。

でもでも、あちらさんがすでに他恒星系との交流のルートが開通してるんだったら、
そのルートに乗せればいいだけだし。
そんなあたりも諸々含めて、まずは調査、よね。

星間マップを見る限り、私の前世でみた銀河系は一切存在しない。
つまりまったくちがう宇宙ということ。
ざ、残念、、、。
完全に手探りだ。

チカボシとクラボシは基本放置で、商売相手の調査に専念しますかね、、、、。
ハンカチさん任せの家事手伝いをしながらですが。

宇宙船で2日の距離のある恒星系の遠隔調査だけど、この私ならなんとかなるはず?
いやどうだろうな、、、、やるしかないけど。