気持ちの流れるままに、物語を書いています。

転生船長 第16話 - 私キサラ3才児

3才になった。
食事事情が超個人的に良好なので身長が明らかに同じ年の子より高く、
身体能力も高いですがよろしくどうぞ。
お前本当にオプティか?とか村長に言われた。
失礼なやつだ。
パパが怒ってくれたから良しとしよう。


ついに宇宙船が完成した。
遠隔で試運転しているが、この恒星系内はもはや私の庭のようなものだ。
龍がうざいので、私のいる惑星にはあまり近寄らないようにしている。

商売相手の惑星は他星系。
ここの文明にちなんだものを商品にするか、
この恒星系にあるものを資源として商品にするか、まあ大まかにその2拓、になりそう。

この恒星系にある珍しい資源としては、錬金素材に使える虹水晶がある。
私が住んでいる惑星にはないんだけど、この恒星系のわりと外周に位置するところを回っている
第6惑星の第3衛星と、第8惑星にたくさんある。
たくさんあるといっても、惑星・衛星の表面にごろごろ大きな結晶が転がっているというのではなく、
狙ったところををある程度掘ると岩石の中に埋まっているという感じなので、
探して掘って集める必要がある。
高温に強い素材ではないので、チカボシに持って帰るのは微妙。
となると、チカボシ以外に資源用の倉庫があった方がいいわね。

虹水晶が商売相手が欲しいものかどうかはわからないので、
私が虹水晶を錬金して商品になるものを作らないといけないかもしれないし、
あるいは、他の資源で提供できそうなものがないか、もうちょっと調べた方がいいかもね。

とりあえず、倉庫作りますか。
龍がうざいので、バレないようにしようと思ったら、、、、
とりあえず第6惑星には衛星がたくさんあるので、その中でも小ぶりな第8衛星を倉庫にしようかと。
地中に空間を作って、そこに貯蔵していきましょう。
チカボシドックと同じ要領で隠蔽・シールドを設置してからの、燃料コア作成、といきますかね。

ぼちぼちやっていきましょう。


転生船長 第15話 - 私、2才になったのねん

2才になった。
歩いた、走った。べらべらしゃべった。
元気娘である。
私の名前はキサラというらしい。
前世は如月で、今世がキサラ。覚えやすいわ。

ところでここの飯は基本まずい。栄養素も足りてない。
そこで非常に便利な魔法を開発した。

美味しくない飯は美味しくすればいいのだ。ただし、私の口の中でだけだけどな。
といっても絶品料理になるわけではない。
私の口の中で筋張ったお肉や野菜はやわらかくなるのだ。右の奥歯で噛むとほろほろっとなる。
私の口の中で固いパンはやわらなくなるのだ。前歯で軽く挟むとパンが固い部分はさっくさくになる。
私の口の中で味気ないスープに味がつくのだ。唇に液体が触れた時、魔力を発動させると液体内の塩気が自動調整される。
私の口の中に入ったお肉には塩胡椒少々が、パンにはバターが少量自動付与される。はっはっは。
魔力使うけど。
絶品料理になるわけではないが、食べやすくなる。

一度固いパンを私がサクッと頬張った時にママが目を見開いていたが、顎が強い幼女で通した。
首を捻りながらママは味気ないスープにパンを浸して柔らかくしながら食べていたが、気にしない。
なんと言われようと私は顎が強いのだ。

栄養素不足?
大丈夫、足せばいいのだ。ただし、私の口の中でだけだけどな。
左の奥歯に魔力を通すと、スープに各種栄養素が自動付与される。
宇宙船製造技術を持つ私ならお茶の子さいさいだ。
カロリーとタンパク質はどうにもならないが、
ミネラルとかビタミンとか食物繊維とか微量でいいやつくらいならどうとでもなる。

根本的な食料不足は、、、致し方なし。
あれだよ。そのあたりはドックコアの魔力を使って、前世でお気に入りだったスイーツやらなにやらを再現させて、
こっそり手元に転送してモグモグしてます。
こないだあまりにもお腹がすきすぎて、牛丼食ったわ。
1/2人前ペロリよ。2歳児だけど。

この子なんで肌艶がよくて健康そのもので、2才にしてなんでそんなに発育がいいのか、というので、
ママが首を傾げているときがあったが、そんな細かいことを気にしていたら私のママはやってられないわよ。

食料とか家族に諸々提供する・・・?
うーん。
できないことはないし、やってあげたい気持ちもないではないけれど、
一度こういうのやりだすといろいろと問題あるんじゃないかしら?
提供するのは家族だけ?
それとも家族の所属するコミュニティー?
どこの範囲で秘密守れる?
なんだったらこの星の食料事情全部解決する?
はっはっは。
そんなことしてたら宇宙船を作る暇がなくなるじゃない。
私は聖人君主でもなんでもないのよ。


流行病で村の人が何人かなくなったと聞いたので、
軽く調べたら、ウィルス性だった。
とりあえず、私自身と家族の体内に侵入しているのもいたので、
家の中にいるやつも含めて、魔法でターゲットロックオンして全殺しした。
これやると体がちょっとあったかくなるので、お食事中にやりました。
パパママびっくりしてたけど、しーらないっと。
そのあと、村内+その周辺も含めてサーチしてからそこにいたのも全殺し。
魔力足りないから、ドックコア大活躍。いやー、作っといてよかったわ。
なんか村の中で噂になったらしいが、私がやったと気づける人はいなかったようで。
よかったよかった。
今日も平和だ。

気になったので全殺し直前にちょっと調べてみたら、森にいた魔物が家畜を噛んで、
そのときに侵入した特定の魔物の体内でしか生きられないウィルスが家畜内で変異して毒性が強まり、
それが家畜内で伝染して、最終的にそれが人にうつったのがそもそもの発端だったみたいね。



転生船長 第14話 - 私、1才になったのねん

1年たった。
そろそろいいだろうということで、喋ることにした。

いえいえ、色々と両親にカミングアウトしたという意味ではないですよ。
パパとママの名前読んだだけですよ。
他にも色々喋れるけど、まずはそのあたりから。
徐々に慣らしていきましょう。主に相手側への気遣い的な意味で。


チカボシのドックはほぼ完成。
ドックの魔力コアも順調に稼働中で、魔力は使いたい放題だぜぇ、グエッヘッヘ。
もう、ドックコア、でいいなこれ。
一番苦労したのは魔力コアのシミュレータアプリ周り。
「簡単コア設計ファブルちゃん」、これのメンテは全然簡単じゃなかった。
1つ修正するとバグが3つ出てくる。なんなんだこのアプリは。
このくそアプリが!
私、結局いちからアプリ作ったわ。


さて、ドックも完成したり、宇宙船開発には手をつけていきますかね。

やっとやってきたお楽しみタイムである。

宇宙船のコアは、ドックのコアと、かなーり違う。
ドックのコアは動かさないこと前提で作るが、宇宙船のコアは動いていること前提で作る。
動いている状態で空間から魔力を集めることができるようにする必要があるし、
宇宙船が戦闘中には色々と急な動きをすることもあるので、必要によっては、魔力収集をOFFにしたりする必要もある。
そのあたり、ドックのコアとは違って、かなーりインテリジェンスな挙動が求められるのだ。

いやー、シミュレータアプリ自作しといてよかったよ。
宇宙船の魔力コアの設計に耐えれるものだと自負しております。

さてさて、やっていきますかね。






転生船長 第13話 - 宇宙船建造・・・の前に燃料コア製造

チカボシの地下空間で宇宙船建造開始。
まずは燃料コア部分から。

コアは基本的に魔力を周囲から自動的に集める魔法装置がベースになる。
チカボシに設置した収集システムと発想は同じだが、
違うのは惑星からとるのか、宇宙空間からとるのか、という部分。

惑星からは魔力を簡単にたくさん集められるが、宇宙空間から集めるとなるとちょっとやり方が変わってくる。
惑星からは直接魔力をとるが、宇宙空間という基本何もないところからの魔力は、空間そのものからとるのだ。
空間を微圧縮すると、魔力が大量に発生する。
圧縮しすぎるとどえらい爆発が起きるが、微圧縮で適切に魔力をとる。
で、自分の位置からどのくらいの距離の空間を微圧縮するか、というのが重要になる。
いくら微圧縮でも、低確率ながら爆発を起こすこともあるので、位置が近すぎると宇宙船にダメージが発生する可能性が出てくる。
位置が遠すぎると魔力回収が難しくなる。
どのくらいの距離感に対して、どのくらいの規模の空間に対して、どの程度の微圧縮で、どのくらいの魔力を回収するか、、、
このあたりに魔力装置の技術力が問われるわけだ。

で、まずはその魔力装置を作るところから。
コアができれば、コアからの魔力も使って宇宙船を作ることができる。

うーん、、、、私一人の魔力だとやっぱりきついな。
チカボシ自体から魔力を自動的に吸い出す装置をもう一個つくる、、、いやいや、
チカボシの魔力は大事。あんまり使いたくない。
となると今後のことも考えて、宇宙船用の燃料コアとは別に、
このチカボシの地下空間での作業用の燃料コアがあった方がいいな。

となるとまず最初に手をつけるべきは、チカボシ地下空間作業用燃料コアの開発、だな。
チカボシ地下空間、、、、もうドックでいいか。
今作ってるコアは、ドックの燃料コア、ということにしよう。

宇宙船作るときは、基本的に魔力結晶使ってやってたからなぁ。
それで1ヶ月くらいで作っていたけど、今回は魔力結晶なしだからな。
しかも、もろもろの設備も全部一からつくるところからだし。
うーん。

とりあえず、1年。
ベイビーの間にしこしこ作りますかね。


この惑星系は基本的に全ての惑星の公転方向は同じ。
私が今いる惑星の北方向を上とすると、上からみるとこの惑星系では、全ての惑星は「時計回り」で回っている。
ふむ。私の前世の故郷の惑星系は反時計回りだったので、それとは逆ですな。

微圧縮する空間は、チカボシの上方向。
だいたい、チカボシと太陽の間の距離の10倍くらい離れているポイントを微圧縮することにする。
圧縮対象の空間のサイズはチカボシの200万分の1程度。これを0.1%程度微圧縮する。
これであれば、爆発があったとしても、太陽からチカボシが受けている影響からすると、ほぼ誤差の範囲内でおさまる。
微圧縮の頻度は1日に1万回。100万分の1日の時間内に微圧縮をして、すぐ圧縮を解放し、解放の瞬間にコアに向けて魔力を発射させる。
微圧縮で発生したエネルギーのだいたい1000分の1くらいを発射させて、そのうちの1000分の1をコア側でキャッチすることで、
1日あたり、私が1日で回復できる魔力のだいたい100倍くらいをコアにためていく感じ、、、を目標にしよう。
できた魔力はどうせ貯めたはなからバンバン使って行くことになるだろうから、
コア内に貯蔵できる魔力の最大値は、私が1日で回復できる魔力の1000倍くらいでいいだろ。
・・・・、というくらいのざっくり設計で、コアを作り込んで行く、、、、。

うへぇ。
いきなり作り始めようとしたけど、私間違ってた。
これ頭がパンクしそうだわ。

一旦作業やめ。
脳内端末でシミュレーションしてある程度形にできてから、
作ったほうが無難ね。
はあ、、、、。
となると、脳内端末でアプリ立ち上げて、燃料コアをちゃんと設計するところからやるか。

アプリの名前なんだっけ。「簡単コア設計ファブルちゃん」これだ。あったあった。
で、アプリ起動、と。
あーーー、思い出した。こんなんだったわ、こんなんだったわ。

あれ?
アプリの挙動なんかおかしくない?
あーそうだったそうだった。
これ、初心者用のやっすいアプリ買って使ってたから操作性がいまいちで、
だから、そのアプリのプログラムを自分で修正してたら、バグって動きがおかしくなって、、、、
途中でめんどくさくなって放置したままのやつだった。

あーー!
こっからかよ!


・・・・よし、飯だ。
オギャーといこうかね。いつもどおり。

転生船長 第12話 - チガボシ、ああ、チカボシ

私のいる恒星系のなかにある惑星で、
もっとも恒星に近い位置にある惑星である、チカボシ。
私が勝手に名付けた星。

とりあえず、シールド維持装置を配置できるくらいのギリギリの空間を確保できた。
隠蔽魔法と空間内のシールドOK。
これでこの空間内を真の姿を感知できるのは私だけ。
まあ、例のジジババみたいなのには覗かれるだろうけど、そういう例外はおいといて。

ではこの空間を維持しつつ、錬金。
ベイビーの私には持ち物がなにもないので、魔力オンリーで空間維持と錬金を平行で行う。
ぐむむ。きついけど頑張るのだぜ。
つぎのおっぱいの時間までに仕上げてしまおう。


できた、、、、、。
ぐーーーーーー
はっっっっっっっ。
寝落ちしてしまっていた。
ベイビー集中力はそんなにないぜ。

あ、よかった。

作成した装置は無事起動し、私が何もしていなくても、隠蔽とシールドを装置が維持できているのを確認できた。
いい感じで、チカボシ自体から魔力を自動的に吸い出すのもうまくいってる。
うしうし。

一区切りついたところで、飯だ。
オギャーといこうかね。いつもどおり。

転生船長 第11話 - 作業スペースを用意しよう

うん、とりあえず宇宙船を作り始めよう。
魔力結晶が手に入らない今、
宇宙船を作るのは時間がかかる。
そして、宇宙船がないと私はできないことが多い。

私が得意なのは認知・鑑定系の魔法。
どこに何があるか。
その何の詳細はどのようなものか。
こういうの調べるのめっちゃ得意。

だけど、戦いは基本専門外。
そっち系は宇宙船作らないと何もできない。
錬金系の魔法もそこそこ得意なので、
何か作って、その作ったもので戦うしかない。
そうなると宇宙船必要。

ただ、宇宙船作るの、めっちゃ魔力いるねん。
そうなると時間がかかる。

そうなると作りかけの宇宙船をどこにおいとくんだって話になる。
バレないようにしないといけない。
惑星外に遠隔操作で作ったとしても、
龍あたりにバレるとなんかされる可能性がある。

となると、作りつつも作っているものを隠さないといけない、と。

ふーむ。

この恒星系。
一番近い惑星はめちゃくちゃ表面温度が高く、
龍も近づけないっぽい。
ふむ。
これはまた都合がいい。

この一番近い惑星、、、名前誰もつけてねー。
龍も関心ないから見てもいない。
あは。
じゃ、私名前つけちゃお。

チカボシ。
うん、それでいいや。
チカボシの地下に隠蔽魔法をかけて、そこに強引に空間を切り出して、そこを作業スペースにしよう。

むむむ。
まずは、チカボシの地下に宇宙船の作成スペースを用意するための、
長期間隠蔽魔法をかけることからスタート。

これはこれで継続的に魔力がいるのよねん。
楽したいな。
ふむ。となると、チカボシ自体から魔力を吸い出してそれを使って隠蔽魔法と空間維持のためのシールドを維持するような装置が必要になるわね。
隠蔽魔法の構築が完成したら、その装置の錬金か。

地味ながらじかんかかるわねえん、、。




転生船長 第10話 - あったぜベイビー

商売相手となれそうな惑星、ありました!

ちょっと遠いんだけどね、、、。
ま、まあ、わりと近い銀河系にはあったのでよしとしよう。
前世で作れた宇宙船の性能であれば、片道2日あればいける位置関係。

知的生命体がいる惑星、というくくりだと色々候補はあったんだけど、
商売相手となると、知的生命体がいればいいってもんじゃない。
商売とする上で、何を交換するのか、って話もあるしね。
通貨?
ありまへんがなそんなもん。


じゃ、商売としてどうするのかというと、魔力をベースに考える。
魔力結晶。これが通貨になる。
これは前世でもやってた方法。
魔法がある程度使えると、魔力さえあればなんでもできる。
食べ物作れます、服作れます、家作れます、病気なおせます、延命できます、宇宙船作れますってなもんで、
魔力さえあればなんでもできる。惑星、、、、は作ろうと思ったことないが。
といっても無からは作れない。なんでもいいのでモノ(石でも水でもゴミでも)+魔力、でなんでも作れる。

ま、まあ、魔法の腕にもよるけれど、
下手くそでも魔力があれば、もっかいやり直しができるので、魔力はあればあるほどいい。
でも、個人で保持する魔力には限界もあるし、能力にもよる。
ところが魔力結晶があれば、
それを自分の魔力を使う代わりに、魔力結晶から魔力を吸い出して魔法が使える。
だから、魔力結晶には価値がある。質が良いものであれば良いほど良いし、大きければ大きいほど良いし、密度が高ければ高いほどいい。

私個人の魔力、まあ、前世でも魔力はかなりあるほうだった。
ただ、標準品質のこぶし大の魔力結晶1つあれば、私個人の魔力のだいたい1万倍の魔力タンクになる。
私個人の魔力をスッカラカンにして、全快までに前世で3日かかった(今世はわかんないけどあんまかわらなさそう)ので、
そりゃあ、魔力結晶あると大助かり。何個でも欲しいわ。小さいものでもいいわよ。大きければ大きいほどいいけど。

だから商売相手は、この魔力結晶を作る技術があったり、魔力結晶をそれなりの数保有している文明が候補。
あとは、向こうに売れるものを私が向こうに持っていければ、それと魔力結晶が交換できれば商売としては成り立つ。
魔力結晶さえあれば、私は悠々自適な生活を送れるしね。
(なぜなら魔力結晶があればなんでもできるから)


で、あったんだわ、その候補となる惑星が。
はっはっはー。
まあ、魔力結晶自体があるというより、
錬金術で加工することで魔力結晶に簡単に変異させることができるモノがあったってことなんだけど。
この星の知的生命体はこれに価値を見いだして、
精製してインゴットにしてくれてるらしいから、それ狙いでいきたいところ。
私に言わせると、その精製がめんどくさいのよね。
純度が高くないと魔力結晶にできないんだけど、この惑星の文明は高い純度で生成ができているみたい。
このインゴットが私は欲しい!
うーん、何売ったらインゴットと交換してくれるんだろ。

というか、宇宙船が先か。

というか、成長するのが先か。
赤ちゃんのまま宇宙船だけ用意しても、ねぇ、、、、。

転生船長 第9話 - ベイビー、準備中

とりあえず私は宇宙船で商売がしたいのよね。
となると、商売相手の惑星がいるのか、ということと、
そもそも、この惑星には、
宇宙に出れるほどの文明持ってるのか、というあたりが気になるところよね。

宇宙に出る方法はいくつもあるのだけれど、
文明が一番発達してるっぽいマイティ。
彼らもまだそれはできたことがないっぽいのよね。
転送を可能にする魔法と魔道具はあるものの、
宇宙上で生命活動を維持できる状態で、
狙った座標に転移して、そこで何かしら活動する、
なんてことはやったことないっぽい。

まあ、ないっぽいってだけで、
本当にないのかというところまでは、
流石に調べられなかったのだけれど。

あと、宇宙船はなかった。
他の惑星との交流や交信やもちろん貿易なんてものもない。
つまんないの。


商売相手となれるような惑星、、、、。
まだ恒星系しか見れてないのだけれど、
商売相手の惑星となると、
ちょいと手広く探索してみる必要があるわね。

時間かかるけど、地道に調べて見ますかね、、、。


転生船長 第8話 - ベイビー、確認中

とりあえず、ざっと見た感じこの惑星では龍が最強ね。
それ以外の生物もいるけど、とりあえず龍が強くて、こいつらサバよんでる、と。

人系種族は何種類かいる感じ。
生息域が基本的には別れているわね。
私はその中の1つ。
オプティっていうらしい。
ふーん。

他には、マイティとレムがいる。
マイティは肌が白くて体が小さい。
魔法が得意で、街の発展度合いも一番進んでいる。
大きな街に基本的に集まってる。

レムは毛皮で覆われていて、体が大きい。
とにかく体力がある。
街を形成することはなく、小規模な村が各地に転々とあるが、
そんな村がたくさんある、という感じ。

オプティは肌が黄色・褐色・黒。体の大きさはマイティより大きく、レムほど大きくない感じ。
王都とよばれる街はマイティの形成する街と同規模だが、
それ以外にはそんなに大きい街はないって感じね。

混血はない。
なんか生殖能力的に無理みたいね。ふーん。


マイティの魔法最強見てみようか。
とはいえ、どれが最強か、という話があるな。
うーん。魔力大きいやつで見てみよう。
お、おったおった。
なになに。
あーーー、そんな感じかーーー。
マイティは戦闘はそんなお得意ではなく、
魔法で攻撃する道具と、魔法で防御する道具が発展してるって感じだな。
道具を使うのには魔力が必要で、魔力大きい国防担当と、
魔力は少ないが道具を開発するのが得意な技術担当とで別れる感じか。
で、わたしは国防担当をみちゃったと。
魔法での戦闘が得意というより、魔力大きくて、道具を使うのが得意、って感じだな。
魔法での戦闘が得意なタイプもいるけど、少数派って感じ。
うん、マイティはそんな感じだと。


レムの物理最強見てみようか。
おーー、すごいのいるな。龍の真ん中くらいのやつとタメ張れるのいる。
英雄的なポジションらしい。


オプティはどうなんだろ。
うーーん。
目立つのは特にいないかな。
なんというか、特徴ないなー、オプティ。
私オプティなんだけど、魔法使うとどのくらい目立つんだろう。

ま、いいか、気にせず使おう。
こんな感じであれば、おおごとになっても私なんとかできるし。
といってもベイビーなので、体がもうちょっとちゃんとできるまでは大人しくしといたほうが良さそうだけど。

転生船長 第7話 - ベイビー、いろいろ見てみる

まあ、とりあえず星間マップで知ることのできるこちらの恒星系の情報を重点的に調査。
住んでいるところの大体の感じはわかった。

この恒星系内に他に知的生命体が住んでいる惑星なし、で、宇宙怪獣みたいなとんでも存在も不在。
龍は私の住んでいる惑星に何体がおるみたいだが、宇宙怪獣って規模のほどでもない。
他に特に気を払わなければならないこともなし、って感じね。
平和が一番。

じゃ、次は惑星内の情報ね。
星間マップで知ることのできる情報には限りがあるけれども、
じっくり詳細を見ていきますかね。

あ、龍いたわ。
でっか。
龍でっか。
でもこちらに気づいてはいないわね。
まあ、のぞいてるだけだしね。
これで気づいたらどんだけ気を張ってんだって感じよね。

龍のステータス見れるかな?
あ、龍何体がおるな。
それぞれ見ていくか。
ふむふむ。
ステータスブロックはしてないっと。
ステータス隠しは、、、、お、しとるやんけ。
じゃ、暴きますかね。
でけた。
みれたみれた。
ははー。なるほど。そっち系か。
弱いふりをするほうじゃなくて、サバ読んで強がるほうのステータス隠しだったか。
しかもみんなやってるし。
龍は基本プライド高めとみた。

私?
ステータスの魔法系はバリッバリに隠しとるよ。それも堅牢に。セキュリティ大事。
これを暴く?
前世で魔法をある程度極めたのちの私のステータス隠しを暴けたのは例のジジババ達だけだと思うのだよ(あれは例外)。

で、えーっと。龍のステータスにばらつきはあるものの、ふーむ、なるほどなるほど。
魔法はそこまで得意じゃないっぽいね。
といっても私基準だけど。
こいつはでっかいだけだな。
人類基準だとどうなるのかしら?


あ、疲れてきた。
寝よ。